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米国防長官、アフガン誤爆認め謝罪 市民10人死亡

(更新)
オースティン米国防長官はアフガンでの誤爆を認めて謝罪した=ロイター

【ワシントン=中村亮】米軍は17日、8月下旬に実施したアフガニスタンでの空爆で、一般市民10人を誤って殺害したと明らかにした。最大7人が子どもという。オースティン国防長官は同日の声明で「恐ろしい誤りだ」として謝罪した。

米軍は8月29日、過激派組織「イスラム国」(IS)系勢力のものとみられる車両を無人機で空爆し、車両に積んでいた爆発物が大きな爆発を起こしたと発表した。当初は一般市民の被害について情報はないとしたが、詳細な調査を進めていた。

米軍で中東地域を統括するマッケンジー中央軍司令官は17日の記者会見で調査結果を発表し、車両や空爆の犠牲者がIS系勢力と無関係だったと説明した。

米軍はIS系勢力の戦闘員が潜伏していると警戒していた首都カブールの一部地域で、新たなテロ攻撃に使われる可能性が高いとの情報が寄せられていた白い日本車を発見した。無人機で8時間にわたり追跡した。米軍が国外退避任務を行う国際空港に車両が近づいたため空爆に踏み切った。

空爆後の大きな爆発について、マッケンジー氏は車両の近くにあったプロパンガスのタンクが引き起こした可能性が高いと指摘した。

一般市民を誤爆したことが明らかになり、バイデン政権への批判が強まる公算が大きい。政権はアフガンのイスラム主義組織タリバンの復権を許し、野党・共和党や米メディアからすでに批判を浴びている。

カブール空港周辺では8月26日、IS系勢力による自爆テロで米兵13人に加え、多数のアフガン人が犠牲になった。バイデン大統領は当時、さらなるテロ攻撃に警戒を強めていた。マッケンジー氏によると、新たなテロに関する60件以上の情報が寄せられていたという。

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アフガニスタンでイスラム主義組織タリバンが首都カブールを制圧し、大統領府を掌握しました。米国は2001年の米同時テロをきっかけにいったんはタリバンを打倒しましたが、テロとの戦いは振り出しに戻ります。アフガニスタン情勢を巡る最新の記事をこちらでお読みいただけます。

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