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仏極右が日本女性擁立 県議選、同化モデルに

国民連合のルペン党首=AP

【パリ=共同】フランスの地域圏・県議会選(2回投票制)が20日と27日に行われる。来年の大統領選へ勢力拡大を図る極右政党、国民連合(RN)はパリ近郊の県で日本出身女性を候補に擁立した。RNで日本出身者の出馬は初とみられる。厳格な移民規制を唱えるRNだが、同化を条件に一定の受け入れは認めると訴えており、日本女性の実例を示して支持層を広げる狙いもありそうだ。

擁立したのは東京都新宿区出身でパリ近郊セーヌエマルヌ県在住の中学教諭犬飼敦子さん(58)。幼少時からフランスに憧れ、1989年に永住目的で同国へ渡った。公立学校で正規の日本語教員となるため、99年にフランス国籍を取得。日本は二重国籍を認めておらず、日本国籍は失った。

政治には興味が薄く、RNの前身、国民戦線(FN)の支持者だった元夫の考えにもなじめなかったが「フランスを愛さない外国人がフランスの恩恵を得るのはおかしい」という意見には同調した。マリーヌ・ルペン党首を支持し、2017年に入党した。

今年、RNの県代表から県議選への出馬を求められ、2回断ったが3度目に受諾した。「フランス人もフランスへの誇りを失っている。捨て駒だとしても役に立てれば」と思ったという。

県議選は選挙区ごとに男女一組で立候補する。犬飼さんと出馬する知的財産権専門の技師、トマ・ルコントさん(29)は「県全域での候補擁立が党の目標。私との立候補に同意してくれてうれしい」と述べた。

RNのジョルダン・バルデラ副党首は犬飼さんの擁立に関し「国民は一部の移民に厳しい立場を取る私たちの声しか知らないが、同化する人々にはフランスは門戸を開いておくべきだと訴えたい」と語った。

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