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Shopify売上高倍増 10~12月期、コロナで通販移行加速

【ニューヨーク=白岩ひおな】電子商取引(EC)プラットフォームを手掛けるカナダのショッピファイは17日、2020年10~12月期の売上高が前年同期比94%増の9億7770万ドル(約1035億円)だったと発表した。事前のアナリスト予想(9億1120万ドル)を上回った。新型コロナウイルス禍で消費の舞台が実店舗から通販に移行するなか、同社が支援する企業の通販サイト構築の需要が急増した。

純利益は1億2390万ドルで、前年同期の80万ドルから大幅に増えた。同社はネット通販のノウハウが乏しい企業に通販サイトの作成や商品の在庫管理、決済、配送までを担う独自のシステムを提供し、世界の導入企業は170万社に上る。

取引総額は99%増の411億ドルとほぼ倍増した。新型コロナの感染再拡大に伴う規制強化や小売店の営業停止などを受け、消費のピークとなる年末商戦でネット通販の利用が拡大した。

20年12月期通期の売上高は29億2950万ドルで、前年比86%増えた。純利益は3億1950万ドルだった。19年は1億2480万ドルの赤字だった。ショッピファイが構築を支援した通販サイトで買い物をした消費者は約4億5700万人と52%増えた。エイミー・シェパロ最高財務責任者(CFO)は「早期からオンライン消費に投資したことで、パンデミック(世界的大流行)下で企業が必要とする機能を速やかに提供できた」と語った。

一方、21年は各国でワクチン接種が広がるとともに経済が正常化に向かい、一部の消費者の支出は実店舗に戻る可能性が高いとみる。20年よりは伸びは鈍化するものの、21年も収益の成長が続くとした。具体的な業績予想は示さなかったため、同社の株価は決算発表後に約9%下落した。

16日には米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムが、ショッピファイの競合で中小企業向けの電子商取引(EC)サイト構築支援を手がけるオーストラリアのSelz(セルズ)を買収したことが明らかになった。通販への移行の流れが続くなか、支援を手がける企業間の競争も激しくなりそうだ。

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