米当局、5~11歳向け追加接種を承認 ファイザー製
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【ニューヨーク=野村優子】米食品医薬品局(FDA)は17日、米製薬大手ファイザーと独ビオンテックの5~11歳向けの新型コロナウイルスワクチンについて、3回目接種(1回目の追加接種)の緊急使用許可を承認した。
3回目接種は2回目の接種完了から5カ月後以降で、投与量は12歳以上の3分の1にあたる10マイクログラム(マイクログラムは100万分の1グラム)となる。米国でファイザー製の5~11歳向けワクチンの2回接種は昨年10月末に承認され、800万人以上が接種完了している。
臨床試験(治験)では、5~11歳を対象に2回目の接種から6カ月後に追加接種をしたところ、感染を防ぐ「中和抗体」の量が6倍に増えた。また、感染力の強い変異型「オミクロン型」にも有効との見方を示した。副作用は注射部位の痛みや倦怠(けんたい)感、発熱などがみられた。
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