米ユナイテッド航空10~12月、純利益 コロナ前上回る

【ニューヨーク=弓真名】米ユナイテッド航空が17日発表した2022年10~12月期決算は、最終損益が8億4300万ドル(約1080億円)の黒字(前年同期は6億4600万ドルの赤字)だった。運賃の上昇や堅調な旅客需要で業績が急回復し、黒字額は新型コロナウイルスが感染拡大する前の19年の同期間と比べても30%超増えた。
22年10~12月期の売上高は前年同期比51%増の124億ドル。19年同期と比べても約14%増だった。主力の旅客収入は前年同期比で63%増えた。19年同期比では欧州路線が22%増、中東などの路線が55%増とけん引した。国内線も約14%増と新型コロナ前の水準を超えた。アジアなどの太平洋路線は24.3%減にとどまった。
運航増や原油価格の上昇を受けて燃料費は22年10~12月期に前年同期比69%増えた。
22年12月通期の売上高は前の期比82%増の約449億ドル、最終損益は7億3700万ドルの黒字(前の期は19億6400万ドルの赤字)だった。
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