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ウォルマート、TikTokでライブ販売 若者の消費喚起

ウォルマートは若者に人気のインフルエンサーを通じてオンラインでの即時購入を促す(同社提供)

【ニューヨーク=白岩ひおな】米小売り最大手ウォルマートは17日、中国発の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」でライブ販売を始めると発表した。多数のフォロワーを抱え影響力を持つ「インフルエンサー」がライブ配信で紹介した商品をユーザーがアプリ上ですぐに購入できるようにし、若者のオンライン消費を呼び込む。

米東部時間18日午後8時(日本時間19日午前10時)から、TikTokに開設済みのウォルマートの公式ページでライブ配信による1時間のショッピングイベントを開催する。4300万人以上のフォロワーがいるダンサーのマイケル・ルさんなどインフルエンサー10人がクローゼットの中身を紹介したり、リビングルームでショーやダンスを披露したりして、ウォルマートで購入できるアパレルブランドなどの商品を紹介する。

これまで同社の投稿は、商品を紹介する短い広告動画など一方通行のコンテンツに限られていた。今後は消費者がイベント中に気に入った商品をアプリ上からタップして購入できるようになる。

狙うのはデジタル技術に慣れ親しんだ「ミレニアル世代」や「Z世代」の若者たちだ。ウィリアム・ホワイト最高マーケティング責任者は「ファッションを愛するインフルエンサーの助けを借りて、潜在的な顧客にアプローチできる」と語る。

ウォルマートは新型コロナウイルスの感染拡大下でオンライン販売を中心に売り上げを伸ばしてきた。8~10月期の純利益は前年同期比56%増の51億3500万ドル(約5351億円)。特にネット通販の売上高は79%増と好調だが、97%増だった5~7月期と比べれば伸び率は鈍化してきている。

オンラインでは必要な商品のページだけを調べたり、実際の購入までに熟考したりと「その場で決める店頭での買い物に比べ衝動買いが起きにくい」(米調査会社グローバルデータ・リテールのニール・サンダース氏)といった側面もある。配信を通じた新たな購入体験を消費の起爆剤にしたい考えだ。

TikTokをめぐっては、米国事業の売却交渉が米政府が設けた期限の4日までに決着しなかった。運営会社の北京字節跳動科技(バイトダンス)は9月、米オラクルやウォルマートと新会社を設立する案で基本合意したが、出資比率などで折り合えていない。交渉長期化を見込み、まずは個別事業でのTikTok活用を先行させる思惑もありそうだ。

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