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サークルK親会社、仏カルフールの買収交渉打ち切り

コンビニ「サークルK」などを展開するカナダのアリメンテーション・カウチタードは仏カルフールの買収を断念した=ロイター

【ニューヨーク=白岩ひおな】カナダのコンビニエンスストア運営大手で「サークルK」親会社として知られるアリメンテーション・カウチタードは16日、フランスの食品スーパー大手カルフールとの買収交渉を打ち切ったと発表した。買収総額約200億ドル(約2兆800億円)を見込んだ大型案件は、国内の食料安全保障や雇用への影響を懸念した仏政府の反対で頓挫した。

カウチタードとカルフールは16日に発表した共同声明で「買収交渉に向け全ての利害関係者を念頭に行っていた予備的な議論は、もはや続いていない」と明かした。両社は13日に買収交渉を行っていると認めたが、直後にルメール仏経済・財務相が「この案件には賛成できない」と表明。国内だけで10万人の労働者を雇用するカルフールを外国企業が買収することや、フランスの食料安全保障の観点から難色を示した。

カウチタードのアラン・ブシャール会長は15日にルメール氏と会談し、5年間で30億ユーロを投資することや2年間は人員削減を行わないなどの条件を提示。ケベック州のフィッツギボン経済相も成立に向け協力を要請したが、仏政府は応じなかった。2022年に控える大統領選を前に、国内の懸念払拭を考慮したとの見方もある。

北米を中心にコンビニやガソリン販売を手がけるカウチタードが欧州を中心にスーパーや大型店を展開するカルフールを買収すれば、世界で計2万6千店超を展開する有数の大型小売企業が誕生する見込みだった。両社は今後、製品流通や技術協力などの「運用上のパートナーシップの機会を検討する」と述べた。

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