ジャンピエール米大統領報道官、初の記者会見

【ワシントン=芦塚智子】ジャンピエール米大統領報道官が16日、ホワイトハウスで就任後初の定例記者会見を開いた。ジャンピエール氏は「私は黒人で、同性愛者で、移民の女性だ。この3つ全てにとって、この役職に就くのは初めてになる」と語り、多様性を重視する政権の理念を強調した。
米メディアによると、ジャンピエール氏はカリブ海にあるフランスの島でハイチ人の両親の間に生まれ、幼少期に移住したニューヨークで育った。ジャンピエール氏は「障壁を破ってきた何世代もの人々がいなければ、私はここにいなかった」と先人たちに感謝を示した。
記者会見では、東部ニューヨーク州バファローで10人が犠牲になった黒人を標的にしたとみられる銃乱射事件に質問が集中。ジャンピエール氏は冒頭で犠牲者の名前を読み上げて追悼した。

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