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上院共和トップ、マコネル氏再選 亀裂映す異例の対抗馬

【ワシントン=坂口幸裕】米上院の野党・共和党は16日、上院トップの院内総務を選ぶ投票を実施し、現職のマコネル氏が再選を決めた。無投票で再選が決まるとの見方が強かった同氏の対抗馬として、トランプ前大統領が推す議員が異例の立候補に踏み切った。中間選挙で想定外の苦戦を強いられた責任を巡る党内の亀裂の深さを映す。

米メディアによると、マコネル氏は37票を獲得し、10票だったリック・スコット氏を破った。2007年から15年間にわたって院内総務を務めるマコネル氏にとって初の選挙戦になった。選挙後の記者会見で同氏は「誇りに思う」と述べた。

執行部選出を巡っては、マコネル氏と確執があるトランプ氏に近いリンゼー・グラム、テッド・クルーズ両上院議員らは中間選挙の結果が確定する12月まで延期するよう要求した。事前予想に比べて伸び悩み、上院で与党・民主党に多数派維持を許したのはマコネル氏の戦略の失敗だと決めつけ、再選を阻もうと狙った。

上院選は非改選議席を含め民主50議席、共和49議席になった。12月に決選投票を実施する南部ジョージア州で共和が勝利しても現在の上院の構成と同じ50対50になり、上院議長を兼ねるハリス副大統領が1票を持つため民主の多数派維持が固まった。

トランプ氏は13日、自身のSNS(交流サイト)で「マコネルのせいだ。中間選挙を台無しにした」と批判した。上院の行方を決めた激戦州でトランプ氏が推薦した共和候補が民主候補に相次ぎ敗れた責任を問う声が広がるのを避ける狙いが透ける。スコット氏は現執行部への不満を出馬理由に挙げた。

マコネル氏は20年大統領選で敗北した結果を受け入れず、過激な主張を繰り返すトランプ氏の推薦候補を念頭に「候補者の質」を疑問視する発言をしてきた経緯がある。

スコット氏は選挙後に「上院における保守の大胆な指導力のための戦いをやめることはない」と宣言した。15日に24年の次期大統領選への出馬を表明したトランプ氏との距離を巡る党内対立が一段と深まる可能性もある。

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