/

NYダウ3日続落、265ドル安 「23年に利上げ2回」嫌気

【ニューヨーク=宮本岳則】16日の米株式市場では、ダウ工業株30種平均が3日続落し、前日比265ドル66セント(0.77%)安の3万4033ドル67セントで終えた。下げ幅は一時、380ドルを超えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合後に発表された政策見通しで、2023年に利上げが2回行われる可能性が示された。市場の想定に比べて利上げに前向きと受け止められ、売り優勢となった。

16日の米株相場は小動きで始まった。FOMCの結果発表を控え、積極的な売買はみられなかった。米ジョーンズトレーディングの上場投資信託(ETF)取引責任者、デイブ・ルッツ氏は「中国の経済指標が市場予想を下回ったのも重荷だった」と指摘する。米長期金利の指標である10年物国債利回りも心理的な節目の1.5%を下回って推移していた。

株式市場はFOMC声明に「売り」で反応した=AP

マーケットが動いたのは、FOMCの結果が公表された米東部時間午後2時以降だ。アップル株など大型ハイテク株が急落し、ダウ平均やナスダック総合株価指数など主要指数がそろって下げ幅を広げた。米10年物国債の利回りは上昇(債券価格は下落)し、1.5%を超えた。

「市場の最初の反応は、発表資料の『タカ派』トーンを受けたものだ」。米プルデンシャル・ファイナンシャルのクインシー・クロスビー氏はこう指摘する。FOMC参加者の利上げ時期の想定が24年から23年に前倒しされることは予想されていた。ただ市場では「23年に1回の利上げ」との見方が多く、今回の政策見通しで示された「2回」は、ややタカ派的に受け止められたようだ。

もっとも記者会見が始まると米株には買い戻しが入った。FRBのパウエル議長は経済の先行きに不透明感が残ることを指摘し、23年の政策金利見通しは決定や計画ではないと強調した。米インバーネス・カウンセルのティム・グリスキー氏も「政策は経済環境で変わりうる。市場の初期反応は過剰」と冷静だった。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン