米ディズニーが「街」開発 テーマパークの知見注ぐ - 日本経済新聞
/

米ディズニーが「街」開発 テーマパークの知見注ぐ

【シリコンバレー=佐藤浩実】米ウォルト・ディズニーは16日、米国で居住区の開発に乗り出すと発表した。住宅・施設の設計や、住民コミュニティーの運営にテーマパークの知見を生かす。完成時期や総工費などは明らかにしていないが、レジャー関連企業の新規事業のモデルとなる可能性がある。

カリフォルニア州南部の渓谷地帯、コーチェラ・バレーで最初のプロジェクトを始める。24エーカー(約9万7100平方メートル)の湖を囲む一帯に、一戸建てやコンドミニアムなどさまざまな種類の住居を設ける。55歳以上のシニア層に住んでもらう区画も用意する。

ディズニーランドなどの設計・開発を担う「イマジニアリング」と呼ぶチームが居住区の開発に携わる。完成後は、パークでゲストサービスの訓練を受けたキャスト経験者が、居住区の自治会を運営するという。料理教室や健康増進プログラムなどに参加できる会員制度も整備する。

パーク部門会長のジョシュ・ダマロ氏は声明で「(物語を伝える)ストーリーテリングを、ストーリーリビングに発展させる」と述べた。ディズニーは2023年が創業100周年にあたり、自社の資産や知見を生かせる新規事業を模索していた。外部の住宅メーカーなどとも連携し、米国の他の地域での居住区開発も検討する。

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン

権限不足のため、フォローできません