米住宅着工11.8%増 11月、8カ月ぶり高水準
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【ワシントン=長沼亜紀】米商務省が16日発表した11月の住宅着工件数は167万9000戸(季節調整済み、年率換算)で、前月の改定値から11.8%増えた。3カ月ぶりの増加で、3月以来8カ月ぶりの高水準となった。ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(156万程度)を大きく上回った。前年同月比では8.3%増えた。
主力の一戸建てが117万3000戸で前月比11.3%増えたほか、変動の激しい5世帯以上の集合住宅も49万1000戸で12.1%増えた。

先行指数である許可件数は、171万2000戸で前月比3.6%増だった。
強い住宅需要が続いており、全米住宅建設業協会(NAHB)が15日発表した12月の住宅市場指数は10カ月ぶりの高水準となった。