5月の米住宅着工、3.6%増 市場予測は下回る

【ワシントン=長沼亜紀】米商務省が16日発表した5月の住宅着工件数は、前月比3.6%増の157万2千戸(季節調整済み、年率換算値)だった。2カ月ぶりの増加だが、ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(163万戸程度)は下回った。4月分は5万2千戸下方修正され151万7千戸となった。
2020年5月が新型コロナウイルスの流行による建設活動の停滞で落ち込んだため、前年同月比では50.3%増加した。

主力の一戸建ては、前月比4.2%増の109万8千戸だった。変動の激しい5世帯以上の集合住宅は4.0%増の46万5千戸だった。
先行指標である許可件数は168万1千戸で前月比3.0%減少した。