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中国、月の試料持ち帰り 探査機帰還

【北京=共同】中国国営メディアによると、月面で土壌などを採取した中国の無人探査機「嫦娥(じょうが)5号」が17日未明、中国北部の内モンゴル自治区に帰還し、月の試料の持ち帰りに成功した。米国、旧ソ連(ロシア)に次ぐ3カ国目、44年ぶりの成功となる。習近平指導部は「宇宙強国」の確立に向けて技術と経験の蓄積を図っており、国威を発揚する狙いもある。

内モンゴル自治区の草原地帯にあるウランチャブ市四子王旗に着地した。中国は11月24日、南部の海南省の発射場で嫦娥5号を打ち上げた。12月1日に月面着陸に成功後、ロボットアームやドリルを用いて土壌などを採取。3日に月面を離陸し、地球に向かっていた。

嫦娥は中国の伝説で月に住む仙女の名。中国は昨年1月に「嫦娥4号」で月の裏側への軟着陸に世界で初めて成功した。月面での有人探査や基地建設も視野に入れている。

嫦娥5号は月面着陸機や上昇機、帰還機などが順次分離して作業を分担する方式を採用。月の周囲の軌道で待機していた帰還機が上昇機と一時再結合して試料を受け取り、地球に戻った。各機の連携など複雑な作業が必要で、政府系メディアは中国の独自技術が貢献したと誇っている。

習指導部は今年10月の共産党の重要会議で「科学技術の自立」に取り組む長期戦略を確認し、宇宙開発も重点分野に挙げた。米国などに対抗できるよう技術力の向上を加速させている。

米国は1969年に宇宙船アポロ11号で人類初の有人月面着陸に成功し、月の石を持ち帰った。旧ソ連も70~76年にかけ、無人探査のルナ計画で複数回、月から試料を持ち帰った。

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