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ウォルマート増収減益 8~10月、物価高でも食料品好調

(更新)

【ニューヨーク=白岩ひおな】米小売り大手ウォルマートが16日発表した2021年8~10月期決算は、売上高が前年同期比4%増の1405億2500万ドル(約16兆円)で市場予想(1356億ドル)を上回った。生活必需品の価格が上昇するなか、「エブリデー・ロープライス(毎日低価格)」をうたう同社では食料品の売り上げが好調だった。物流逼迫に伴うコストがかさみ、純利益は31億500万ドルと前年同期から40%減った。

比較可能な米国の既存店売上高は9%増えた。特に傘下の会員制量販店「サムズクラブ」では既存店売上高が14%伸び、全体をけん引した。食料品部門の売上高は「販売点数の伸びと1桁台前半~半ばのインフレ率が寄与」(ブレット・ビッグス最高財務責任者=CFO)し、1割近く増えた。調整後の1株当たり利益は1.45ドルで、予想の1.4ドルを上回った。

ダグ・マクミロン最高経営責任者(CEO)は「米国で食料品の市場シェアが拡大し、世界の店舗に消費者が戻ってきている」と述べた。米国内の在庫は12%増加し「好調が予想されるホリデーシーズンに向けた準備が整っている」と強調した。物流の混乱への対策として、配送ルートの変更や夜間配送の拡大などを講じている。

堅調な消費を踏まえ、22年1月期通期の1株当たり利益を6.40ドルと従来予想(6.20~6.35ドル)から引き上げた。既存店売上高は6%超伸びるとの見通しを示した。

店頭に客足が戻る一方、経済の正常化を背景に新型コロナウイルス禍で同社の成長を支えてきたインターネット通販は伸び悩みがみられる。8~10月期のネット通販全体の売上高は8%増で、21年5~7月期の6%増をわずかに上回ったものの、再び1桁台の成長にとどまった。

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