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米中間選挙予備選、「反トランプ」のチェイニー氏が敗北

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【ワシントン=中村亮】11月の米中間選挙を戦う候補者を決める西部ワイオミング州の予備選は16日、投開票した。共和党では現職のリズ・チェイニー下院議員が、トランプ前大統領の支援を受けたライバル候補に敗北したと認めた。

チェイニー氏が16日、ワイオミング州で演説して敗北宣言した。同氏は、ブッシュ(第43代)政権で副大統領を務めたディック・チェイニー氏の長女。2021年の連邦議会議事堂占拠事件を扇動した疑惑をめぐるトランプ氏の弾劾決議に賛成票を投じた。事件の調査委員会で副委員長を務め、トランプ氏の責任を追及している。

20年の大統領選で不正があったとのトランプ氏の主張を「破壊的なウソ」と激しく批判した。トランプ氏に真っ向から対抗する姿勢は共和党で激しい反発を生み、下院共和党指導部を追われた。抵抗勢力を排除するトランプ氏は予備選でチェイニー氏を最大の標的とみなし、ライバル候補の弁護士ハリエット・ヘイグマン氏を支持した。

トランプ氏は16日、SNS(交流サイト)に「米国にとって素晴らしい結果だ」と書き込んでチェイニー氏の敗北を喜んだ。「リズ・チェイニーは自らの行動や他人に対する悪意に満ちた独善的な言葉や行動を恥じるべきだ」と糾弾した。

チェイニー氏は20年の予備選で7割以上の支持を得て本選に進んだ。ヘイグマン氏の勝利は共和党でトランプ氏の求心力が依然として強いことを示す。

チェイニー氏は劣勢のなかでも「予備選の結果がどうなろうとトランプ氏を二度と大統領職に近寄らせないように闘い続ける」と強調し、トランプ氏に対する批判を緩めなかった。予備選の終盤には父のチェイニー元副大統領を広告に起用したり、民主党支持者の取り込みを図ったりして、なりふり構わない選挙戦を展開した。

トランプ氏の弾劾決議に賛成した共和党下院議員10人のうち、チェイニー氏を含む4人が予備選で敗退した。別の4人は引退を表明し、本選に残ったのは2人だけとなった。

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