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アマゾン創業者の元妻、慈善団体に3カ月で3000億円寄付

スコット氏は作家としても知られる=AP

【シリコンバレー=白石武志】米アマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾス氏の元妻、マッケンジー・スコット氏は15日、2021年1~3月に280を超える様々な慈善団体に計27億3900万ドル(約3000億円)を寄付したと明らかにした。米国でも短期間でこれほど高額の寄付を行う例は珍しく、「富の分配」をめぐる議論にも影響を与えそうだ。

スコット氏が15日付のブログ投稿で明らかにした。同氏は自ら選定した団体にまとまった資金を提供する手法を採用しており、寄付先には貧困問題の解消に取り組む教育機関や女性や有色人種の支援団体、芸術・文化施設などが含まれるという。寄付実績を公表するのは20年7月以降3回目。1年足らずの短期間で公表した累計寄付額は約85億ドルに達した。

スコット氏は19年に成立したベゾス氏との離婚に伴う財産分与でアマゾン株の4%を受け取り、「世界で最も裕福な女性」の一人となった。巨額の寄付を続ける理由について、同氏はブログの中で「不均衡な富が少数の人に集中しない方がいいという謙虚な信念に支配されている」ためだと説明した。

金融緩和を背景とする株高などで、新型コロナウイルス禍でも世界の「ビリオネア(億万長者)」は資産を増やしている。米ブルームバーグ通信の世界富豪ランキングによると首位のベゾス氏の純資産は15日付で1960億ドルとなり、過去1年で26%増えた。

非営利の米報道機関プロパブリカは8日、独自に入手したベゾス氏らの納税記録をもとに、米国の富裕層が蓄えた富の一部しか税金を払っていないと報じた。慈善活動家の支援を通じて格差是正を試みるスコット氏の行動は、納税による富の再分配を避けてきたベゾス氏ら多くの男性起業家らに行動変革を促す可能性がある。

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