トランプ氏支持率、過去最低29% 米ピュー・リサーチ

【ワシントン=共同】米調査機関ピュー・リサーチ・センターは15日、トランプ大統領の支持率が過去最低の29%になったとの世論調査結果を発表した。68%が退任後は政界にとどまってほしくないと回答した。6日に起きたトランプ氏支持者による連邦議会襲撃事件が影響したとみられる。
米主要メディアは15日、支持者の議会襲撃を扇動したとして下院で弾劾訴追されたトランプ氏が、バイデン次期大統領就任式が開かれる20日の朝にワシントンを離れると報じた。側近らを引き連れて南部フロリダ州の別荘マールアラーゴに向かうとみられている。
ピュー・リサーチ・センターの調査は8~12日に5360人を対象に実施。昨年11月に行われた大統領選後のトランプ氏の言動について、76%が否定的な見方を示したのに対し、バイデン氏については64%が好意的に評価した。
トランプ氏を罷免すべきだとしたのは54%。45%は任期満了までとどまるべきだと答え、意見が分かれた。
15日に発表されたワシントン・ポスト紙とABCテレビの世論調査結果でも、56%が罷免を求める一方、42%は罷免や将来公職に就く資格を剝奪することに反対した。