6月の米鉱工業生産0.4%上昇 製造業はマイナス圏

【ワシントン=長沼亜紀】米連邦準備理事会(FRB)が15日発表した6月の鉱工業生産指数(2017年=100)は100.1で、前月の改定値から0.4%上昇した。伸び率は前月の改定値(プラス0.7%)から鈍化し、0.6%程度を見込んだダウ・ジョーンズまとめの市場予測を下回った。
製造業が0.1%低下した。マイナスは2カ月ぶり。半導体不足の影響で自動車・同部品生産が6.6%落ち込み、全体を押し下げた。これを除くと0.4%の上昇だった。電気・ガスは、熱波による冷房需要の増加で2.7%上昇した。鉱業も1.4%上昇した。設備稼働率は75.4で前月の改定値から0.3ポイント上向いた。

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