12月の米卸売物価、0.3%上昇 ガソリンが急騰
【ワシントン=長沼亜紀】米労働省が15日発表した2020年12月の卸売物価指数(最終需要向け製品およびサービス、2009年11月=100)は、季節調整済み前月比で0.3%上昇した。上昇は8カ月連続。ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(プラス0.4%)はやや下回った。
製品価格が1.1%上昇した。ガソリンの急騰(プラス16.1%)が全体を押し上げ、エネルギーが5.5%値上がりした。食品は0.1%値下がりした。一方、サービス価格は0.1%下がり、4月以来8カ月ぶりのマイナスとなった。
全体から変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は0.1%上昇した。
前年同月比ベースでは、卸売物価指数は0.8%上昇で、伸び率は前月と変わらなかった。コア指数は1.2%の上昇だった。