交わらぬ2つの「真実」 意見優先の米TV、分断助長も
アメリカン・デモクラシー「メディアの苦闘」②
[有料会員限定]
2022年6月9日、午後8時。通常なら米家庭のテレビにドラマやスポーツ中継が映る「プライムタイム」の時間帯だが、この日は違った。21年1月に起きた連邦議会占拠事件の真相を調べる下院特別委員会の公聴会初日の様子を主要局が軒並み放映し、全米で約2000万人が視聴した。
この「国民的イベント」に背を向けた報道局がある。ケーブル局のなかで最も高い視聴率を誇る保守系報道局「FOXニュース」だ。
「彼らのプ...
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新)
Think! の投稿を読む
有料登録すると続きをお読みいただけます。無料登録でも記事消費(一定数限定)をすることで閲覧できます。