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米「ロシアが偽装工作計画」 ウクライナ侵攻の口実か

【ワシントン=坂口幸裕】米ホワイトハウスのサキ大統領報道官は14日の記者会見で、ロシアがウクライナに工作員を送り込み、侵攻の口実をでっち上げる偽装工作を計画していると批判した。「(ロシアは)1月中旬から2月中旬に始まる可能性のある軍事侵攻の数週間前に、この活動を始めるつもりだ」と述べた。

ロシアがウクライナ侵攻の大義名分を得るため、工作員がウクライナ側を装ってロシアを攻撃するなどの偽装工作をする計画だと米政府はみている。

サキ氏は「妨害活動や情報操作などにより、侵攻の口実をつくる選択肢を確保するための環境を整備している」と語った。「すでに工作員グループを配置しているとの情報がある。工作員は市街戦や爆発物の訓練を受けている」と話した。

米欧はロシア軍が現在もウクライナ国境付近に10万人規模の部隊を展開していると分析。2014年に続きウクライナに再侵攻できる態勢が整っていると警戒する。サキ氏は「ロシアの介入を正当化し、ウクライナを分裂させるために国営メディアやソーシャルメディアでウクライナの挑発行為を捏造(ねつぞう)し始めている」と指摘した。

サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は14日の米CNN番組で、今回の偽装工作について「(ウクライナに侵攻した)14年も実施されたことだ」と強調。「プーチン大統領が(侵攻を)決断したとはまだ評価していないが、状況をエスカレートさせてウクライナ人に責任を押し付ける状況をつくろうとしている」と批判した。

ウクライナ情勢をめぐっては、米欧とロシアが10~13日に断続的に協議。ロシアが21年12月に示した新たな欧州安全保障体制に関する提案について集中的に議論した。米欧は北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大停止などロシアの要求を拒否し、平行線に終わった。

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