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米当局、テスラにリコール要請 運転支援機能に不具合

リコールの対象車種に含まれたテスラ製の高級SUV「モデルX」

【シリコンバレー=白石武志】米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)が米テスラに対し、電気自動車(EV)約15万8000台のリコールを実施するよう要請したことが14日までに明らかになった。5~6年の利用で制御装置のメモリーが寿命となり、後方カメラや運転支援システムなどの機能に不具合が生じると指摘している。

対象は2012~18年製の高級セダン「モデルS」と、16~18年製の高級SUV(多目的スポーツ車)「モデルX」の一部車両。テスラの足元の販売台数の9割近くを占める小型車「モデル3」と「モデルY」は含まない。米メディアは専門家の見方として、リコールには3億~5億ドル(310億~520億円)の費用がかかる可能性があると指摘している。

NHTSAによると、対象車両の制御装置は容量8ギガ(ギガは10億)バイトのNAND型フラッシュメモリーを搭載する。車を起動するたびにメモリーを消費し、平均5~6年で制御装置そのものが故障するという。

制御装置が故障すると運転席のタッチスクリーンディスプレーが黒くなり、後方カメラや霜取りなどの機能が使えなくなるという。高速道路での自律走行などに使う運転支援システム「オートパイロット」にも悪影響を及ぼすとしている。テスラ側のコメントは得られていない。

テスラは無線を使ったソフトウエアの更新によって欠陥を解消しようと試みたが、NHTSAはテスラ幹部に送った13日付の書簡の中で「不十分だ」と指摘した。テスラがリコールを実施しないと決定した場合には十分な説明が必要となる。NHTSAが納得しなければ、同社にリコールを強制する手続きを進めることになるという。

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