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米国で新たなオミクロン派生型が拡大 数週間で1割超え

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【ニューヨーク=吉田圭織】米国で新型コロナウイルスのオミクロン型の新しい派生型が急拡大している。米疾病対策センター(CDC)の推計によると、確認されてから数週間の間に派生型の「BQ.1」と「BQ1.1」が米国内で流行中のウイルスの11.4%を占めた。11月末の感謝祭やクリスマス休暇の時期が近づくなかで、さらなる感染の波の到来が懸念されている。

CDCは10月15日までの1週間に発症した患者の5.7%が「BQ.1」、5.7%が「BQ1.1」に感染したと推計している。同じオミクロン型の派生型の「BF.7」も5.3%まで増えた。いずれも現在主流のオミクロン型の派生型「BA.5」由来の派生型であり、感染力が高いとされている。「BA.5」はなお新規感染の67.9%を占めている。

米ベイラー医科大学のホーテズ教授は今後の米国の感染状況について「欧州での動きを参考にすると、マスク着用義務の撤廃などの規制緩和が11月にかけて感染拡大を招く。その後、BQ1.1の波が到来して主流になる可能性が高い」と指摘する。

感染リスクが高まるホリデーシーズンを懸念して、米政府は9月に緊急使用を承認したオミクロン型対応ワクチンの接種を呼びかけている。従来型のコロナウイルスと「BA.5」などオミクロン派生型の双方に対応する。

同ワクチンを接種した人は1480万人と、接種可能な人口の6.9%にとどまっている。ワクチンの「BQ.1」と「BQ1.1」への効果について、ファウチ大統領首席医療顧問はCBSニュースのインタビューで「現在ある治療やワクチンの効果を回避できるような性質を持つかもしれないが、BA.5の派生型であるため効果はあるだろう」と指摘した。

CDCによると、13日の新規感染者数(7日移動平均)は約4万人と、1月のオミクロン型の大流行で81万人まで上ったピーク時から大幅に減少した。一方で、感染しても報告しないケースもあり、実際の感染者数はさらに多い可能性がある。

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