12月の米輸入物価、0.9%上昇 石油価格が回復

【ワシントン=長沼亜紀】米労働省が14日発表した2020年12月の輸入物価指数は前月から0.9%上昇した。2カ月連続のプラスで、ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(0.7%程度の上昇)を上回った。前年同月比では0.3%低下した。
燃料価格が前月比7.8%上昇したほか、非燃料価格も0.4%伸びた。石油価格が9.1%上がり、燃料価格を押し上げた。ドル安進行も影響した。ただ石油は前年同月比ではマイナス20.4%だった。新型コロナウイルスの感染拡大による経済低迷に伴う需要減で低迷している。
同時に発表された輸出物価指数は、前月比1.1%上昇した。農産物と非農産物のいずれも値上がりした。
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