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米加州で知事リコール投票始まる 解職なら国政に影響も 

バイデン大統領はニューサム知事の応援に駆けつけた=ロイター

【ニューヨーク=西邨紘子】米西部カリフォルニア州で14日、ニューサム知事(民主党)の解職(リコール)の是非を問う住民投票が始まった。現職の民主党知事が解職されれば国政にも影響が広がりかねず、バイデン政権も危機感を持って投票の行方を注視する。

同州は民主党の支持基盤が強い「ブルーステート」だが、新型コロナウイルス対策への不満をきっかけに共和党がリコール運動を展開。民主党が反対キャンペーンに巨費を投じて阻止しようとする異例の展開となった。

今回の住民投票が州民に意思表示を求めているのは①ニューサム知事のリコールに賛成か反対か②後任候補にはだれを支持するか――の2つ。解職への賛成票が50%を超えればリコールが成立し、最多票を得た後任候補が知事に就任する。

後任候補には40人以上が立候補し、その多数を共和党系が占める。有力候補とされるのがラジオ番組司会者のラリー・エルダー氏だ。トランプ支持者として知られる。投票結果によっては民主党支持者が過半を占めるカリフォルニア州で、知事が共和党系に代わる可能性もある。

共和党系が知事に就く影響は小さくない。

カリフォルニア州選出のダイアン・ファインスタイン上院議員は高齢で健康が不安視される。州知事は任期中に退任した議員の後任を指名できるため、リコール選挙で共和党系知事が誕生した場合には共和党系の上院議員が誕生する可能性がある。民主党は民主・共和両党の議席が拮抗する上院で多数派の地位を失うことになりかねない。

バイデン大統領は13日、同州ロングビーチで開かれたニューサム知事の集会に駆けつけ、「あなた方がこれから下す決断は、全米ひいては世界中に影響を及ぼすことになる」と同知事留任への支持を呼びかけた。

ニューサム知事のリコール投票は、ホームレス問題や新型コロナウイルスへの同氏の対応に不満を募らせた一部住民が住民投票に必要な数の署名を集めたことで実現した。ただ、カリフォルニア公共政策研究所(PPIC)の調査によると、8月時点で同州有権者のニューサム知事の支持率は5割を上回っていた。回答の6割近くはリコール不支持だった。

カリフォルニア州の知事のリコール投票は今回が2回目となる。2003年の投票では、デービス知事(当時、民主党)が解職され、俳優のシュワルツェネッガー氏(共和党)が当選した。

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