/

国連総長「核戦争起こり得る」  ウクライナに追加支援

(更新)

【ニューヨーク=吉田圭織】国連のグテレス事務総長は14日、ロシアが同国の核抑止部隊に高度な警戒態勢への移行を指示したことに関連し、「核戦争はかつて考えられなかったが、今では起こり得る」との認識を示した。記者団に語ったもので、即時停戦を改めて訴えた。

ロシアから侵攻を受けているウクライナに対しては、追加で4000万ドル(約47億円)を国連中央緊急対応基金(CERF)から拠出することを明らかにした。国連は支援を通じてウクライナに食料や水、薬などを提供すると説明した。

グテレス氏はウクライナ情勢をめぐり「状況は悪化し続けている」と指摘。ロシア軍による攻撃で空港や学校などはがれきと化し、世界保健機関(WHO)によると、少なくとも24の医療施設が攻撃されたという。「結果にかかわらず、この戦争には勝者はいない。敗者だけだ」と強調した。

国連はロシアによる侵攻が始まった直後の2月24日に2000万ドルの支援の拠出を発表した。グテレス氏は「この悲劇を終わらせなければいけない。対話をするには遅すぎることは決してない」と述べ、中国やフランス、ドイツ、インド、イスラエル、トルコに仲介を求めていると説明した。

ウクライナとロシアは世界有数の小麦輸出国であり、食料価格の上昇につながり始めている。国連食糧農業機関(FAO)がこのほど発表した2月の世界の食料価格指数は過去最高にのぼった。

グテレス氏はブルキナファソやコンゴ民主共和国、ソマリアなど、多くのアフリカ諸国を含む発展途上国ではウクライナやロシア産の小麦の輸入量が5割以上を占めていると指摘した。「ハリケーンのような飢えと世界的な食料システムのメルトダウンを防ぐためにできる限りの努力を尽くす必要がある」と訴えた。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

ウクライナ侵攻

ロシア軍がウクライナに侵攻しました。戦況や世界各国の動き、マーケット・ビジネスへの影響など、関連する最新ニュースと解説をまとめました。

■戦況  ■マーケット・金融への影響  ■ビジネスへの影響  ■調査報道

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン