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米中協議、米「ロシア支援懸念」伝達 中国は交渉支持

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【ワシントン=坂口幸裕、北京=羽田野主】米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は14日、ローマで中国の外交担当トップの楊潔篪(ヤン・ジエチー)共産党政治局員と7時間ほど会談した。米政府高官によると、サリバン氏は中国によるロシア支援に深刻な懸念を伝えた。

両氏の会談は2021年10月以来、5カ月ぶり。米側の説明によると、サリバン氏と楊氏の会談は2月24日にロシアがウクライナに侵攻する前から計画していた。

米高官は14日、記者団に「サリバン氏は中国とロシアの連携に対する深刻な懸念と、中国の行動がもたらす潜在的な影響や結果について率直に伝えた」と明言した。中国がロシアに実施する可能性がある支援に関しても懸念を伝達し、自重するよう求めたもようだ。会談での中国側の姿勢は明かさなかった。

中国メディアによると、楊氏は会談で「国際社会はロシア・ウクライナ和平交渉を共同で支持し、できるだけ早く実質的な成果を得て、情勢が早期に沈静化するよう推進すべきだ」と語った。

米欧メディアによると、ロシアは中国に軍事支援を要請した。サリバン氏は中国が米欧や日本などが発動した金融・経済制裁で打撃を被ったロシアを軍事・経済面で支えないようクギを刺したとみられる。

サリバン氏は13日、米メディアのインタビューで経済制裁を踏まえ「ロシアが被った損失を埋め合わせすることは許さない」と強調した。曖昧な態度でロシアとの距離を慎重に探る中国がロシアを支援すれば経済制裁を科すと警告した。

米高官はバイデン米大統領と中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席による首脳協議を実施する必要性を問われ「オープンに意思疎通するチャネルを維持するのは重要だ」と述べるにとどめた。サリバン氏は楊氏に米欧や日本を含むアジアの同盟国がウクライナに侵攻したロシアに結束して厳しい代償を科していると説明した。

14日の会談では年明け以降に弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮への対処も議題になった。サリバン氏は北朝鮮が最近2回にわたって大陸間弾道ミサイル(ICBM)に関連する発射実験を実施したことなどを念頭に深刻な懸念を表明した。北朝鮮に行動を自制させるよう中国に協力を促した。

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