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メキシコ中銀、5会合連続で利上げ インフレが深刻化

(更新)

【サンサルバドル=清水孝輔】メキシコ銀行(中央銀行)は16日、金融政策決定会合を開き、政策金利を0.5%引き上げて5.5%にすると発表した。利上げは5会合連続。これまでは0.25%の利上げを続けていたが、深刻化するインフレを受けて利上げのペースを引き上げる。

5人の委員のうち4人は0.5%の利上げを支持し、1人は0.25%の利上げを主張した。金融市場では事前に最低でも0.25%の利上げを見込む声が中心だった。中銀は同日に出した声明で「インフレに影響を与えたショックの規模と多様性、世界的な金融引きしめによる問題を考慮した」と指摘した。

メキシコの国立統計地理情報院(INEGI)によると、11月の消費者物価指数の上昇率は前年同月比7.37%だった。2001年1月以来、約21年ぶりの高水準だった。中銀の目標上限である4%を9カ月連続で上回った。野菜などの食料品やエネルギーの価格が上昇した。メキシコ人の主食であるトルティーヤの価格も上がっており、国民生活に影響が出ている。

中銀は1日に発表したリポートで22年1~3月の物価上昇率見通しを6.3%にした。中銀の目標範囲内に入る時期は22年7~9月期としている。ただ米ゴールドマン・サックスは9日のリポートで「物価上昇率は23年の上半期まで中銀の目標上限を上回り続ける可能性が高い」と指摘している。

中銀が1日に民間銀行など35機関の予測をまとめた調査では、21年の実質経済成長率は5.7%と11月公表(6%)から下方修正された。世界的な半導体不足の影響で自動車生産が落ち込んでおり、新型コロナウイルスで縮小した経済の回復が遅れている。

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