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アルゼンチンのメネム元大統領死去 経済開放路線で評価

アルゼンチンのメネム元大統領(19年2月、ブエノスアイレス)=ロイター

【サンパウロ=外山尚之】アルゼンチンで14日、1989年から2期10年にわたり大統領を務めたカルロス・メネム元大統領が病気のため死去した。90歳だった。電力や通信の民営化など経済開放路線を採用。海外からの投資呼び込みで高成長を実現したが、財政再建を徹底できず、今日に続く脆弱な経済基盤は改善できなかった。

シリア系移民の家庭に生まれ、行商の一家の一員として北西部のリオハ州で育った。同州知事に就任後、軍事政権での獄中生活も経験した。大統領になると固定相場制を導入。国営企業の民営化や外資の導入でハイパーインフレの沈静化や経済成長を実現し「アルゼンチン経済の中興の祖」とも呼ばれる。

一方、大胆な改革路線は失業率の増加や格差の拡大を招き、政権末期は財政赤字の拡大など負の側面も目立った。メネム氏の退任後、アルゼンチンはデフォルト(債務不履行)を繰り返し、今もなお迷走が続く。

2013年にはクロアチアとエクアドルへの武器の密輸容疑で有罪判決を受けるなど、スキャンダルも多かった。

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