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TwitterのCEO、マスク氏による買収「成立を期待」

【シリコンバレー=白石武志】米ツイッターのパラグ・アグラワル最高経営責任者(CEO)は13日、米テスラCEOのイーロン・マスク氏による買収について「成立を期待している」と述べた。同日早朝にマスク氏が買収手続きを一時保留すると表明したことで、同日の米国市場でツイッター株は急落した。アグラワル氏は会社側の見解を示し、株主や従業員らの不安を鎮める狙いとみられる。

アグラワル氏は13日、自らのツイッターアカウントに「多くのことが起こった過去数週間、私は会社のことに集中しあまり公に発言してこなかったが、今そうしてみよう」と書き込み、10本近い連続ツイートのなかで自らの思いをつづった。

アグラワル氏が投稿のなかで強調したのは「私はツイッターの指揮と運営に責任を負っている」という点だ。マスク氏による買収の成立を期待しているとしつつ、「会社の将来の所有権に関係なく、利用者やパートナー、株主らのためにツイッターという製品と事業を向上させるために我々はここにいる」との自負を示した。

12日には製品開発を担当していた幹部2人をアグラワル氏の主導で解雇したことが判明している。同氏は「どうせ買収されるのに、レームダック(死に体)のCEOがなぜこのような変更を行うのかという声も聞かれる」と打ち明けた上で、「答えは簡単だ。あらゆるシナリオに備え常に正しいことを行う必要がある」と述べた。

アグラワル氏は「マクロ環境として我々の業界は非常に厳しい状況にある」との見方も示した。マスク氏との買収取引について「会社の健全性のための重要な決定を避ける口実に使うつもりはない」と強調した。

マスク氏は13日早朝、利用者に占める偽アカウントの割合を精査できるまでツイッターの買収手続きを一時保留すると表明した。22年内の完了を予定する買収計画の先行きに不透明感が強まり、同日の取引でツイッター株は前日終値に比べ10%下落した。

経営の混乱が続くなか、アグラワル氏は今後は情報発信の機会を増やす方針を示した。技術畑出身のトップらしく、「私からのツイートは公共の会話を改善するための継続的な仕事に関するものになる」と述べ、派手な発言で9000万人超のフォロワーの注目を集めようとするマスク氏を遠回しに批判することも忘れなかった。

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