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米ミネソタの黒人射殺、発砲の警官ら辞職

(更新)
射殺された黒人男性の写真を掲げ抗議する市民(12日、ブルックリンセンター市警察署前)=ロイター

【シカゴ=野毛洋子】米ミネソタ州ミネアポリスの郊外ブルックリンセンター市で起きた黒人男性射殺事件で、発砲した白人警官と警察署長の2人が13日に辞職した。同市のエリオット市長が記者会見で明らかにした。11日に発生した事件をきっかけに同市周辺に抗議活動が広がり店舗略奪も発生、州政府は12日に州兵を派遣し夜間外出禁止令を発した。

辞職した白人女性警官はスタンガンの一種「テーザー銃」を使うつもりが誤って拳銃を発砲した。市長は「許せない過ち」と家族や市民に哀悼の意を表した。また12日夜に警察署に押し寄せたデモ隊と警官が衝突し、警官が鎮圧のため催涙ガスを使用した件で市民から批判が上がっていたことから、催涙ガスを含む「暴力的な手法」を一切禁止する市条例を発表した。

エリオット市長は同事件をミネソタ州の司法長官の管轄に移すよう知事に依頼すると述べ、会見に出席した複数の黒人市民から拍手が沸いた。市長は抗議運動に寄り添うことでデモの鎮静を図る意向だ。

一方、市長は13日に投稿したツイートで、同日夜10時から14日午前6時まで夜間外出禁止を発令したことを明らかにした。地元メディアによると、事件があったブルックリンセンター市や複数のミネアポリス市郊外のエリアで同様の外出禁止令が出ている。

事件現場は昨年5月にやはり白人警官に殺害された黒人男性ジョージ・フロイドさんの殺害現場から約10マイル(約16キロメートル)と近い。フロイドさんの事件は差別解消を訴えるブラック・ライブズ・マター(BLM)の運動を全米に巻き起こしたが、1年近くたっても警官の黒人差別は改善されていないと市民の怒りが再燃した。

今回の抗議デモはニューヨークやワシントンなど他都市にも広がったが、今のところ大規模な暴動事件には発展していない。米メディアによるとミネソタ州知事は13日に州政府としては夜間外出禁止令の発令を控える方向だ。

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