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ブルーオリジン2度目の宇宙飛行成功 「カーク船長」搭乗

【ヒューストン=花房良祐】米宇宙開発ベンチャーのブルーオリジンは13日、米テキサス西部の発射場から宇宙船「ニューシェパード」を打ち上げ、同社として2回目の有人宇宙飛行を成功させた。人気SFシリーズ「スタートレック」でカーク船長を演じた俳優ウィリアム・シャトナー氏(90)も搭乗し、史上最高齢で宇宙旅行をした人物となった。

宇宙船には4人が搭乗し、このほかにブルーオリジン幹部でエンジニアのオードリー・パワーズ氏、米航空宇宙局(NASA)の元エンジニアのクリス・ボシュイゼン氏、起業家のグレン・デフリース氏が乗った。1人あたりの代金や、無償で搭乗している乗客がいるかを会社側は明らかにしていない。

ブルーオリジン創設者のジェフ・ベゾス氏は搭乗者をロケットまで自ら車を運転して付き添うなどして見守った。打ち上げ後にブースターからカプセルを切り離し、宇宙空間の始まりとされる海抜高度100キロメートルの「カーマンライン」を超え、数分間の無重量状態を体験した。その後、カプセルはパラシュートを使って地表に軟着陸した。打ち上げから着陸までは10分程度。ブースターは自力で地上に戻り、今後再利用される予定。ブースターは今回の打ち上げで4回目の使用となった。

シャトナー氏は地上に戻ってから、「上(の宇宙空間)は黒く、下(の地球)は青かった。美しかった」などと着陸地点に駆けつけたベゾス氏に興奮気味に語った。

ブルーオリジンは同社として初の有人宇宙飛行を7月に成功させた。同社の創設者で、米アマゾン・ドット・コムの最高経営責任者(CEO)を7月に退任したベゾス氏ら4人が乗っていた。今回は2回目の有人飛行の打ち上げとなった。

米国で宇宙旅行を巡る競争は激しくなっており、21年は民間企業が相次いで打ち上げを成功させている。宇宙開発ベンチャーのヴァージン・ギャラクティックは7月、創業者のリチャード・ブランソン氏らを乗せた宇宙船「スペースシップ2」の試験飛行に成功した。9月には起業家のイーロン・マスク氏が率いる米宇宙開発ベンチャー、スペースXの宇宙船「クルードラゴン」が4人の民間人を乗せて3日間の宇宙旅行に成功した。プロの宇宙飛行士が搭乗しない初めての宇宙飛行となった。

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