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米誌タイム「今年の人」にテスラのイーロン・マスク氏

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【シリコンバレー=白石武志】米誌タイムは13日、年末恒例の「パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)」に米テスラや米スペースXなどを率いる連続起業家のイーロン・マスク氏を選んだと発表した。世界の自動車大手が背中を追い、米国政府に代わって宇宙開発を指揮する存在になったマスク氏について、同誌は特集記事の中で「政府や産業界を自らの野心に従わせるようになった」と指摘した。

環境意識の高まりを追い風にテスラは新型コロナウイルスの感染拡大局面でも成長を続け、2021年に時価総額は自動車メーカーとして初めて一時1兆ドル(約113兆円)を突破した。宇宙船やロケット開発を手掛けるスペースXは9月に4人の民間人を乗せた宇宙滞在飛行を成功させ、米航空宇宙局(NASA)からは月面着陸船の開発契約を単独受注した。

私生活をめぐる話題も事欠かなかった。テスラの株高によってマスク氏は21年に世界一の富豪になったが、米南部テキサス州への移住にあわせてそれまで保有していた複数の豪邸を売り払ったと報じられた。パートナーだったカナダ人歌手とも別れ、現在は賃貸住宅に暮らしながら企業経営に専念しているとされる。

6600万人を超えるフォロワーを抱えるツイッターでは独特のユーモアを発揮し、時には行き過ぎた発言で舌禍を招いている。タイム誌はこうしたマスク氏の性格について、発明王のトーマス・エジソンや19世紀の興行師P・T・バーナム、鉄鋼王のアンドリュー・カーネギーらを掛け合わせたような「無鉄砲な人物だ」と評した。

新型コロナ禍からの回復局面が続いた21年という時代について、タイム誌は「元に戻れないことが分かった年だ」と述べ、「古くさい慣習が捨てられ、何が当たり前であるかが様変わりした」と振り返った。こうした新たな世界への移行期において、マスク氏はその異端児的な資質によって「時代精神を体現している」とも指摘した。

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