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NATO「ロシアが大規模攻勢」 ウクライナ支援加速訴え

【ブリュッセル=中村亮】北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は13日の記者会見で、ロシアがウクライナで大規模攻勢を始めたとの見方を示した。ウクライナへの武器支援について「スピードが命を救う」と話し、各国に引き渡しを急ぐよう求めた。

ストルテンベルグ氏はウクライナ東部を念頭にロシアのプーチン大統領が大量の兵士を送り込んでいると言及した。ロシア軍は指揮統制や装備品、訓練の質でウクライナ軍に劣るとしたが「ロシアは(兵士の)量でそれを補おうとしている」と分析。ロシア軍が多くの死傷者を出すことをためらっていないと指摘した。

ウクライナ向けの武器供与について「最も急がなければならないニーズはすでに約束したモノを提供することだ」と断言した。米欧ではウクライナに戦闘機F16を供与する案が浮上しているが訓練に時間がかかるため、ストルテンベルグ氏は既存の供与計画の実行を優先すべきだと訴えた。

オースティン米国防長官は14日、ブリュッセルでウクライナへの軍事支援に関する有志国会合を開く。米国や英国、ドイツなどは戦車をウクライナに供与する方針を決めており、訓練の状況や引き渡し時期を確認する見通しだ。供与が遅れればロシア軍がウクライナ東部での戦闘で優位になりかねないとの危機感が強まる。

オースティン氏は13日、ツイッターで有志国会合に関し「(ウクライナの)防衛や国民の主権を守ることにコミットしている」と書き込んだ。

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