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米当局、免疫力低い人の3回目接種承認 コロナワクチン

(更新)
米当局は免疫力の低い人を対象に、新型コロナワクチンの3回目の追加接種を承認した=ロイター

【ニューヨーク=野村優子】米食品医薬品局(FDA)は12日夜、免疫力の低い人を対象に、新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種(ブースター接種)を承認したと発表した。通常2回接種のファイザー製とモデルナ製について、3回目の接種を認める。もっとも、広く一般向けについては、「現時点で追加接種は必要ない」との見方を改めて示した。

臓器移植を受けた人や、同等に免疫力が低いと診断された人が対象となる。ウッドコック局長代行は声明で「データを分析した結果、この少数の脆弱なグループには3回目の接種が有効となる可能性があると判断した」と述べた。米疾病対策センター(CDC)によると、同グループが米人口に占める割合は2.7%だが、接種完了後に感染する「ブレークスルー感染」の入院患者に占める割合は44%に上るという。

CDCが13日に開いた専門家会合では、免疫力の低い人を対象にしたブースター接種は満場一致で推奨された。これを受け、対象者へのブースター接種が米国で進められる。同会合では、ブースター接種するワクチンが当初接種したワクチンと同じものである必要があると指摘した。1回接種のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製を接種した対象者が、ファイザー製やモデルナ製を追加接種することについては「現時点で支持するデータがない」とした。

また一般向けのブースター接種について、FDAのウッドコック氏は「ワクチン接種を完了したその他の人は適切に保護されており、現時点で必要ない」と改めて指摘した。CDCとFDAは7月、「現時点で必要ない」との声明を出していた。ただ、バイデン政権のファウチ首席医療顧問は「遅かれ早かれ、全ての人がブースター接種が必要になる」と述べている。

ブースター接種はワクチンの有効性を維持するために必要との見方が広がるものの、その是非については見方が割れている。世界最速でワクチン接種を進めたイスラエルは8月から60歳以上を対象にブースター接種を進めているほか、英国やドイツなども進める計画だ。一方、世界保健機関(WHO)はワクチンの公平な供給の観点から9月末までは中止すべきだとの見解を示している。

FDAは免疫力の低い人を対象に、通常2回接種のファイザー製とモデルナ製の3回目接種を認める=AP
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