
「気候難民」世界の脅威に 地質学者パウエル氏
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今のグローバリゼーションを表すには「自分勝手(セルフィッシュ)」という言葉が妥当だ。多くの国が利己的に行動している。
気候変動のような世界的に取り組まなければならない課題への対応が遅れてしまっている。人類が初めて直面する、真にグローバルな問題であるにもかかわらずだ。
二酸化炭素(CO2)排出の多い大国が最も自分本位に振る舞っている。ツバルやキリバスといった海面上昇の影響が甚大な太平洋の島国のこと...

ロシアによるウクライナ侵攻や先端技術を巡る米中対立など、分断の試練に直面するグローバリゼーション。揺れ動く世界はどこへ向かうのか。民主主義や権威主義というイデオロギーを超えたフェアネス(公正さ)の思想を軸に探る。