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米ミネソタ州で警官が黒人男性「誤射殺」 抗議デモ拡大

米ミネソタ州では警官による黒人の殺害事件が相次ぎ、市民の怒りは高まっている=ロイター

【ニューヨーク=吉田圭織】米中西部ミネソタ州ミネアポリス郊外のブルックリンセンターで11日、黒人男性が白人警官により射殺される事件が起きた。ミネアポリスでは2020年に全米で人種差別への抗議デモが広がるきっかけとなった白人警官による黒人男性ジョージ・フロイドさんの暴行死事件も起きており、市民の怒りが高まっている。

米メディアによると、射殺された黒人男性はダンテ・ライトさん。交通違反で警官に車を止められたところ、ライトさんが逃れようとしたため発砲したという。地元警察は、この警官がスタンガンの一種「テーザー銃」を使おうとしたが誤って銃で発砲してしまったと説明している。

周辺では事件に抗議する数百人規模のデモが発生した。一部では商店略奪の被害報告が出るなど暴徒化したところもあるという。事態を深刻にみた州当局は州兵を動員、ミネアポリスを含む地域について12日午後7時から翌日の午前6時までのあいだ夜間外出禁止令も発した。ミネアポリスを拠点とする大リーグのツインズは試合を延期した。

ニューヨーク市でも複数のデモが予定されており、ライトさんの射殺に抗議するデモが今後各地に広がる可能性もある。ニューヨークのデモ情報を発信するツイッターアカウントの「プロテストNYC」によると、150人ほどのデモ参加者が同市ブロンクス地区の橋を占拠することを計画しているという。

バイデン大統領は12日、「事件は悲劇的だ」とする一方で、「略奪や暴力は正当化できない」として平和的な抗議運動を呼びかけた。

現在、ミネアポリスでは20年5月に起きた黒人男性フロイドさんに対する暴行死事件で第2級殺人罪などに問われている白人元警官デレク・ショービン被告の公判も開かれている。全米が注目する公判で、その最中に同じ地域で黒人射殺事件が起きたことから緊張が高まっている。

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