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欧州4カ国「暴力停止を」 ガザ緊迫、安保理が緊急会合

(更新)
国連安保理はイスラエルとパレスチナの交戦を受け緊急会合を開いた=国連提供

【ニューヨーク=吉田圭織】国連の安全保障理事会は12日、中東でのイスラエルとパレスチナの交戦について非公開の緊急会合を開いた。会合後にフランス、アイルランドなど欧州4カ国は「即時の緊張緩和、暴力の停止と最大限の自制を求める」とする共同声明を出した。

イスラエルとパレスチナを巡っては10日から軍事衝突が相次ぎ、死者が続出している。パレスチナ自治区ガザの保健当局によると、12日までに双方の死者は計50人を超えた。国連児童基金(ユニセフ)はイスラエル軍のガザへの空爆で11日には9人の子供を含む少なくとも20人が犠牲になったと発表した。

安保理の欧州4カ国は声明で「連日続いている東エルサレムでの衝突に深い懸念」を示すとともに、「政治、宗教や地域の指導者は沈静化に向けて責任と努力を尽すべきだ」と強調した。今回の衝突はイスラエルによる東エルサレムに住むパレスチナ人に立ち退きを求めている問題がきっかけだ。安保理は「国際人道法に基づいてイスラエルに停止するよう呼びかける」とした。

会合は中国、チュニジアとノルウェーが要請し、安保理全体として声明の発表を目指していた。安保理外交筋によると、ほぼ全ての理事国が声明を支持していたが、米国は「緊張緩和につながらない」として反対した。

エストニアのユルゲンソン国連大使は「安保理も緊張緩和を公に求める責任がある」と強調した。声明を提案したノルウェーの国連大使は声明で「ノルウェーは安保理での取り組みを続ける」と述べた。安保理の声明の発表には常任、非常任を問わず、全理事国の賛同が必要だ。

事態の悪化を受け、イスラエルとパレスチナに関する会合は今週2度目の開催となった。会合に出席した国連のトール・ベネスランド中東和平特別調整官は現地から状況を説明し、「この数年で最も深刻だ」と警告。「暴力の連鎖は政治的な解決策がなければ止まらない」と対話を求めた。グテレス事務総長の報道官が定例の記者会見で明らかにした。

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