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ロシア4州併合は「無効」 国連総会決議、賛成143カ国

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【ニューヨーク=吉田圭織】国連総会は12日、ロシアが一方的に宣言したウクライナ4州の「併合」を「違法で無効」とする決議を採択した。米英や日本など143カ国が賛成し、中印など35カ国が棄権した。ロシアや北朝鮮など5カ国が反対した。ロシアのウクライナ侵攻を非難する3月の決議の賛成票を上回った。

国連総会は10日から緊急特別会合を開いている。各国はロシアによるウクライナの領土と主権の侵害を非難したほか、相次ぐミサイル攻撃も批判の的となった。

決議は欧州連合(EU)が作成したものをウクライナが提出した。決議はロシアがウクライナ4州で実施した「住民投票」を違法だと指摘。併合の試みは「国際法上無効であり、ウクライナの地域の地位を変更する根拠とならない」と明記し、ロシア軍の即時撤退を求めている。

国連総会が3月にロシアのウクライナ侵攻の非難決議を採択した際には141カ国が賛成した。今回はアンゴラやモロッコなどアフリカ諸国を中心に賛成票が増えた。

中国やインドは前回に続き棄権票を投じた。中国の耿爽次席大使は棄権しながらも「直近の地上戦激化を深く憂慮し、民間人の犠牲や民間施設への損害を非難する」と強く批判する場面もあった。

国連総会の決議に法的拘束力はないが、採択されれば国際社会としての総意を示す。

米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は決議採択前に「我々のメッセージは明確だ。大小、貧富を問わず、国連加盟国であれば国境は国際法によって保護されている。武力行使を通じて変更できない」と強調した。「あすは別の国、あなたの国の領土が侵されるかもしれない。そうなった場合、国連総会に何が期待できるのか」と各国に問いかけた。

一方、ロシアのネベンジャ国連大使は「(住民投票が実施された)地域の人々はウクライナに戻りたくないと十分な情報を得た上で自由に決めた。投票結果は明確だ」と主張した。

ロシアは今回の国連総会の決議採決をめぐって、各国の票が開示されない秘密投票を実施するよう呼びかけていた。安全保障理事会や人権理事会の理事国を決める選挙の際は秘密投票が実施されるが、決議採決で秘密投票されるのは異例で、加盟国の反対により通常通り採決された。

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