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米、中国対抗へ日本重視 安保・経済、期待大きく 

バイデン米大統領はホワイトハウスに招く初の外国首脳に菅義偉首相を選んだ=AP

菅義偉首相は4月前半にも訪米し、首都ワシントンでバイデン米大統領との初の首脳会談に臨む。バイデン氏の初の対面形式での会談となる見込みで、世界に強固な日米同盟を示す。米国が重視する対中政策を巡る「自由で開かれたインド太平洋」の実現や脱炭素が主要議題となる。

首相は12日の政府・与党連絡会議で「バイデン氏が直接会談する最初の首脳としてお迎えいただく」と表明した。「この機会を生かし日米同盟のさらなる強化につなげていきたい」と語った。

首脳会談の順序は両国の関係を映す指標となる。バイデン氏は中国に対抗するため同盟国・日本との連携強化を急ぐ必要があると判断した。米政府関係者によるとバイデン政権には1月の政権発足当初から、首脳の早期訪米の打診が欧州主要国から相次いでいた。

サキ大統領報道官は2月時点で外国首脳の招待は数カ月先になるとの見方を示していた。バイデン氏はカナダ、メキシコの両首脳との会談をオンライン形式とした。

15日からアジアを訪れるブリンケン国務長官、オースティン国防長官が初の外国訪問先に日本を選んだのも、日本重視の表れにほかならない。バイデン政権はアジアの同盟国の礎である日本の意向も踏まえながら、新たな対中戦略のとりまとめにあたる狙いだ。

対中抑止における日本への期待は膨らんでいる。攻撃を受ける前に敵の拠点をたたく「敵基地攻撃能力」の検討や、アジア太平洋での中距離ミサイル配備などでの協力を進めたい思惑がある。半導体など中国に頼らないサプライチェーン(供給網)の構築でも日本は要となる。

日本はバイデン氏が大統領選で当選を確実にした2020年11月ごろから首相の早期訪米を米側に打診してきた経緯がある。日米同盟の強固さを内外に示し、東シナ海などに進出する中国や核・ミサイルを開発する北朝鮮の抑止につなげる狙いがあった。

(ワシントン=永沢毅、田島如生)

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