米国土安全保障省の長官代行が辞意 米報道

【ニューヨーク=大島有美子】複数の米メディアは11日、米国土安全保障省(DHS)のチャド・ウルフ長官代行が辞意を表明したと報じた。トランプ米大統領の演説を受けて支持者が連邦議会議事堂に乱入した事件を受け、政権幹部の辞任が相次いでいる。
ウルフ氏は11日、省内に送った通知で、米東部時間11日午後11時59分(日本時間12日午後1時59分)をもって辞任するとした。「政権の任期(満了)まで務めあげるつもりでいたが、辞任という悲しい決断をした」とつづった。7日に辞任を表明したチャオ運輸長官やデボス教育長官らに追随する動きとなる。
ウルフ氏はトランプ氏に対して、6日の暴動を起こした者たちを非難するよう求めていた。