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20年末の米家計預金、伸び率最大の23% 消費下支えも

1.9兆ドル規模の経済対策法案に署名するバイデン米大統領=AP

【ニューヨーク=後藤達也】米連邦準備理事会(FRB)が11日発表した2020年末の資金循環統計によると、米家計の預金残高は14兆600億ドル(約1500兆円)と過去最多を大幅に更新した。前年からの伸び率は23%と過去最大になった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府が現金給付や失業保険の拡充を進めたためだ。21年も大規模な家計支援が予定され、個人消費の回復を支える可能性がある。

データを遡れる1945年以降でこれまで最大の伸び率は1971年の15%で、今回はこれを大きく上回る。米商務省によれば家計が受け取った20年の失業保険は総額5500億ドル程度、現金給付は2700億ドル程度に上る。一方でコロナにより外出や施設営業が制限され、外食やレジャーなどの消費は減少。その分、貯蓄に回りやすくなった。

21年に入ってからも手厚いコロナ対策が続く。1月の現金給付は1660億ドル程度に達した。バイデン大統領が11日に署名したコロナ対策では現金給付などの家計支援が総額1兆ドル規模に上る。米ゴールドマン・サックスは4~6月期の実質経済成長率は11%(年率)と「非常に強い需要の回復」を予想する。レジャー関連の再雇用も急増し、21年末には失業率が4.1%にまで低下すると見込んでいる。

企業(金融除く)の預金も1兆9500億ドルと前年より33%増と急増した。金額も伸び率も1945年以降で最大だ。政府の経済対策に加え、FRBの大規模な金融緩和で金利が下がり、社債や銀行借り入れでの資金調達がしやすくなった。コロナ禍での企業の資金繰り破綻を抑えた。

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