バイデン氏、多様性最優先 要職起用に党内から圧力
共和にも配慮、左派色薄く
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【ワシントン=永沢毅】米大統領選で勝利を確実にした民主党のバイデン前副大統領の新政権の主な顔ぶれが固まった。重要ポストに女性や黒人を配する人選は、多様性を求める党内左派の圧力を反映する。人事の議会承認のカギを握る共和党に配慮する必要もあり、板挟みの人事を強いられている。
バイデン氏は10日、オバマ前政権で国連大使などを歴任したスーザン・ライス氏をホワイトハウスで内政を束ねる国内政策会議(DPC)委...
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