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生存被告に完全終身刑求刑 15年のパリ同時テロ公判

【パリ=共同】130人が死亡した2015年のパリ同時多発テロの論告求刑公判が10日、パリの裁判所で開かれ、検察側は実行犯のうち唯一の生存者とされ、テロ殺人罪などに問われたモロッコ系フランス人のサラ・アブデスラム被告(32)について完全な終身刑を求刑した。刑の執行停止などを原則として認めないとの条件を付し、死刑を廃止したフランスで最も重い刑に当たる。

地元メディアによると、検察側は同被告について「全犠牲者の血で手が染まっている」と主張。「人情から(自爆テロを)断念した」とする被告の公判での発言を否定し「事実を矮小化する戦略」だと訴えた。

共に起訴された他の被告19人への求刑は関与の程度に従い終身刑~禁錮5年。パリのテロと同時にオランダのスキポール空港でテロを起こそうとした疑いがあるオサマ・クライエム被告とソフィエン・アヤリ被告には、刑の執行停止などを30年間は認めない条件付きの終身刑を求刑した。

検察側は3日間続いた論告を「判決は死者を生き返らせたり、傷をいやしたりすることはないが、勝利するのは正義であることを保証する」と述べて締めくくった。

今後、被告側の最終弁論が行われ、29日に判決が言い渡される予定。

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