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米の新規感染、2020年夏以来の低水準 ワクチンで抑制

(更新)
米国では新型コロナウイルスの感染者数の減少が続いている=AP

【ニューヨーク=野村優子】米国で新型コロナウイルスの感染者数の減少が続いている。米疾病対策センター(CDC)によると、9日の新規感染者数は2万4080人と、2020年6月以来およそ11カ月ぶりの低水準だった。ワクチン接種が広がっており、感染の抑制につながっている。

昨年春から1年超続いた感染拡大が、収束しつつある。9日の新規感染者数は1月初旬につけたピークの31万人超と比べると、9割超の減少となる。7日移動平均でみても9日時点で3万8678人と、昨年9月以来の低水準で推移している。ジョンズ・ホプキンス大によると、米国の感染者数は10日時点で累計3273万人、死者数は58万人超にのぼる。

感染減少の背景にはワクチン接種の広がりがある。ホワイトハウスの新型コロナ対策本部のアンディ・スラビット氏は10日、「米国人がワクチンを接種したおかげで、新型コロナを米国から追いやる寸前まできている」とツイートした。CDCによると、10日時点で少なくとも1回ワクチン接種した人は1億5200万人超と米人口の46%にあたり、ワクチン接種を完了した人は35%に上る。

ワクチン接種の広がりや感染者数の減少を受けて、各州は経済再開に向けて動いている。東部のニューヨーク、ニュージャージー、コネティカットの3州は19日から飲食店の収容人数などの制限措置を撤廃する見通し。CDCが、ワクチン接種を完了した人は屋外でマスクを着けなくてもよいとする指針を発表したこともあり、マスク着用のルール緩和に動く州も増えている。

もっとも、足元でワクチンの接種ペースは鈍化している。1日あたりの接種回数(7日移動平均)は9日時点で201万回強となり、4月中旬につけたピークの338万回から4割ほど減少している。希望者のワクチン接種が一巡しており、副作用への懸念や不信感などから消極的な「拒否層」の接種が進んでいないためだ。

バイデン大統領は4日、「米国の独立とともにウイルスからの独立を祝おう」と述べ、7月4日の独立記念日までに成人の7割に最低1回の接種を目指す方針を明らかにしている。

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