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米英首脳「新大西洋憲章」で合意 G7首脳会議前に初会談

(更新)

【コーンウォール(英南西部)=永沢毅】訪英中のバイデン米大統領とジョンソン英首相は10日、主要7カ国(G7)首脳会議が開かれる英南西部コーンウォールで初めて対面で会談した。法の支配や人権など民主主義を守るための両国の協力目標を列挙した「新大西洋憲章」で合意した。新型コロナウイルスの発生源のさらなる調査が必要との認識でも一致した。

バイデン氏は大統領に就任後初めての外国訪問で、ジョンソン氏が最初の会談相手となった。会談後に「米英の特別な関係を改めて確認した」と表明し、トランプ前大統領できしんだ両国の結束を強調した。

新大西洋憲章では、紛争の平和的解決を訴え、偽情報の流布などによる他国の選挙への干渉などに反対すると強調した。サイバー攻撃や軍縮、テロ対策での関与強化もうたった。

モデルとなる大西洋憲章は、第2次大戦下の1941年8月にフランクリン・ルーズベルト米大統領とチャーチル英首相が戦後の国際秩序を構想してまとめた。憲章の刷新は中国やロシアが米国主導の国際秩序を塗り替えようとする動きに対抗し、民主主義陣営を代表する両国の結束を打ち出す狙いがある。

両国が発表した共同声明では、コロナ発生源の解明に向けて「世界保健機関(WHO)による次の段階の調査が、中国も含めて透明性が高く、証拠に基づいたプロセスとなるよう支持する」と明記した。新型コロナで規制している両国間の往来再開を検討する作業部会の設置を申し合わせた。

気候変動では、地球温暖化対策の枠組み「パリ協定」の目標達成に向けて「すべての国々の力を結集させる」と打ち出した。同協定は産業革命からの気温上昇を1.5度以内に抑える目標を定めている。11月の第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)を主催する英国は、パリ協定に復帰したバイデン政権との連携強化をはかる。

バイデン氏は会談でジョンソン氏に「私たちには共通点がある。分不相応な結婚をしたことだ」と冗談を飛ばし、場を和ませた。バイデン氏は先妻を事故で亡くし、8歳年下のジル夫人とは再婚となる。ジョンソン氏は5月に23歳年下のキャリー夫人と3回目となる結婚をしたばかりだった。

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