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トランプ氏、証言を拒否 一族経営会社の不正疑惑で

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【ニューヨーク=弓真名】トランプ前米大統領は10日、一族で経営する「トランプ・オーガニゼーション」の経営実態を巡る調査に対する証言を拒否するとの声明を出した。東部ニューヨーク州のマンハッタン地区検察が不正な経営実態があると同社を起訴し、10日、トランプ氏はニューヨーク州司法長官のオフィスに召喚され、証言を求められていた。

トランプ氏は同日午前にニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官の事務所に召喚された。オフィス訪問にあわせ、トランプ氏は自身のソーシャルメディアで、証言を拒否するとの内容を記した文書を公表した。

トランプ氏は「以前『あなたが無実なら、なぜ(黙秘権について定めた)憲法修正第5条を行使するのか』と尋ねたことがあったが、いま、その答えがわかる」とした。「家族、同僚、周囲の人々が根拠のない、政治的動機による『魔女狩り』のターゲットになったとき、ほかに選択肢はない」と説明し、「憲法ですべての市民に与えられている権利のもと、質問に答えることを拒否する」と記した。

トランプ氏は午前9時ごろに司法長官の事務所に到着し、午後3時半ごろまで滞在した。米紙ニューヨーク・タイムズは、トランプ氏は黙秘権を行使し、司法長官の質問への回答を何度も拒否したとのトランプ氏の弁護士の談話を報じた。

トランプ・オーガニゼーションは、マンハッタン地区にある高層ビルの資産価値を巡る虚偽報告や脱税の疑いなどを持たれている。マンハッタン地区検察は2021年7月、法人としての同社と同社のアレン・ワイセルバーグ最高財務責任者(CFO)を起訴した。脱税などの容疑にトランプ氏が関わったと判明すれば本人の起訴に発展するとの見方もある。

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