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ボーイング、受注が復活 2022年は6割増加

(更新)

【ヒューストン=花房良祐】米航空機大手ボーイングは10日、2022年の受注が前年比約6割増の774機だったと発表した。新規受注からキャンセルを差し引いた機数で、18年以来の高水準だ。納入は同4割増の480機だった。新型コロナウイルス禍で落ち込んだ旅客需要が復活したうえ、製造品質問題の混乱が一段落して好調だった。

小型機「737MAX」が特に好調で、納入機数の8割程度を占めた。「737MAX」は2度の墜落事故を起こして航空会社が運航を停止する事態に陥ったが、20年に米連邦航空局(FAA)の承認を受けて運航を再開。旅行需要の急回復で航空会社は機体の受け取りペースを加速した。「737MAX」の受注は561機だった。

中型機「787」は31機を納入、114機を受注した。787は製造品質問題が発覚して納入を停止していたが、生産工程を改善したことでFAAが22年8月に引き渡しの再開を認めた。燃費性能が高いうえ航続距離も長いため、国内線だけでなく国際線でも投入する動きが相次いでいる。

大型機「777」は納入が24機、受注は開発中の次世代型機種「777X」も含めて合計68機だった。

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