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イスラエル、モロッコと国交正常化 米仲介

(更新)
再選の展望が描けないトランプ米大統領は中東和平を外交政策の成果として残したい考えだ=AP

【ワシントン=中村亮、カイロ=久門武史】トランプ米大統領は10日、イスラエルとモロッコが国交正常化に合意したとツイッターで明らかにした。トランプ政権の仲介でイスラエルと国交正常化に合意したアラブ諸国は4カ国目となる。トランプ氏は再選の展望が描けておらず、中東和平を外交の成果として残したい意向とみられる。

ホワイトハウスの声明によると、モロッコの国王モハメド6世がトランプ氏との電話で、イスラエルとの国交正常化に合意する意向を示した。声明は「(イスラエルとモロッコが)地域の安定を促進するため経済・文化分野での協力を進める」と強調した。トランプ氏はこれまでにアラブ首長国連邦(UAE)やバーレーン、スーダンとイスラエルの国交正常化を仲介してきた。

トランプ氏は西サハラ全域の領有権をモロッコに認めるとも表明した。モロッコは領有権を主張してきたが国際社会は認めていない。トランプ氏が国交正常化を促すためモロッコの主張を丸のみした可能性が高い。ロイター通信によると、モロッコ王宮府は米国が西サハラに領事館を開設すると明らかにした。国内にモロッコ系ユダヤ人のコミュニティーがあり、イスラエルとは現実的な外交姿勢で臨んできたとの指摘がある。

11月にはUAEが西サハラに領事館を開設し、バーレーンも開設することで合意した。両国ともイスラエルと9月に国交正常化合意に署名しており、モロッコに追随を促す狙いがあったとみられる。

西サハラでは11月、独立派の武装組織「ポリサリオ戦線」が幹線道路を封鎖したとしてモロッコ軍が排除に乗り出した。ポリサリオはモロッコとの停戦が終了したと一方的に宣言し、緊張が高まっていた。西サハラはスペインが1975年に領有権を放棄した後、モロッコとポリサリオ戦線が対立し、91年に国連の仲介で停戦が発効していた。

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